トランプと暦(2010/01/04) 【1.暦とトランプ】 トランプは起源ははっきりしないがエジプトのタロットカードが元々の原型とも言われていたし、そうではないと いう説もある。それはともかく、占星術などに見られるように暦とも関係が深いようである。トランプカードの構成 については、次のような話があって、よく暦にあっているなと感心してしまう。 1.4つのスート、すなわち三つ葉、ダイヤ、ハート、スペードは春夏秋冬の季節を表現している 2.1つのスートのA(エース)~K(キング)までの合計を計算すると、すなわち Σn (n=1~13)=91であり スートが4つで、91×4=364、これにJokerの1枚が入って365、もう1枚のJokerで366。 つまり、365は1年の日数、366日は閏(うるう)年の日数を示す。 3.1つのスートにA(エース)~K(キング)に13枚、4つのスートで13×4=52で、1年が52週ということを表す。 【2.グレゴリオ暦と閏年】 今のカレンダーはグレゴリオ暦といって、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦を改良して制定 した暦で、現行の太陽暦として世界各国で用いられているが、1年を365.2425日としている。 閏年については、この1年の日数の小数部分の 0.2425日が4年ごとで、0.2425×4=0.97日でおよそ1日多くなる ので、平年の365日に対して4年ごとに閏年を設けて366日としている。 ここで4年おきに閏年として、+0.97日のずれに対して+1日を充てているので0.03日だけ余分である。 これが400年経つと3日の余分となるので、この3日分を400年間のうちに減らさねばならない。 そこで閏年については次のようなルールで決められることになる。 1) 4で割り切れる年は閏年とする。 2) 100で割り切れる場合は平年とする 3) 400で割り切れる場合は閏年とする 但し、ルールの優先順は、3)、2)、1)である。 例えば、西暦2100年は、1)と2)の両方の条件を満たすが、1)より優先度の高い2)の条件から平年である。 西暦2000年は、1)、2)、3)の三つの条件を満たすが、最も優先度の高い3)の条件から閏年となる。 このルールに従えば、うまい具合に400年間のうちに100で割り切れる年のうち閏年から平年に3回戻されるので 3日減らす事になる。 【3.曜日計算のツール】 グレゴリオ暦を使って、誕生日や記念日などの曜日を計算するツールを用意してみた。 自分の誕生日とか記念日の曜日が計算できる。 (ホームへ) このページの無断転載、無断引用はお断りします。